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基準としての最低生活費 / 2009-02-08 (日)

基準としての最低生活費

とは言え、実際に支給を受けるわけでもないのに、生活保護に関心を持つのってなかなか難しいです。人生のマネープランの中にも生活保護は出てきませんし、できれば生活保護を受けずに暮らしていきたい。むしろ考えたくもないというのが本音なのかもしれません。

ところが、生活保護の基準となる『最低生活費』は、どんな人の暮らしにも関係してくる重要な基準になっていることを知りました。たとえば、国民健康保険料の減免基準、介護保険の保険料・利用料の減額、地方税の非課税基準、公立高校の授業料免除基準など、生活に密着した分野で、さまざまな減免の基準になっています。

『最低生活費』が下がると、生活保護を受けている人たちの支給額が減るだけでなく、収入の少ない人が受けてきた免除が減り、実質的な負担が増えます。その結果、生活が立ち行かなくなれば、「労働力」や「消費者」としての社会参加が難しくなります。結果として、”普通”の生活を送る人の負担が増えることにもつながっていきます。近年の『二極化』の議論とも重なってくるかもしれません。

この『最低生活費』の額を決めているのは、厚生労働省です。同省が主張する、
今後ますます少子高齢化が進む⇒社会保障費が増え、税収が減る⇒税収を増やし、社会保障費を抑えなければならない
という流れには、何となく説得力があり、つい思考停止になってしまいがちです。そして実際に、現在「『最低生活費』の見直し(=低下)」の議論が行われており、その主張の根拠として、「非正規雇用などの低所得者の賃金の減少」が挙げられています。

しかし、(社会保障費を下げたい)⇒低所得者の賃金が減っているから、最低生活費(=生活保護の支給額)を下げる⇒最低生活費を基準とする各種の免除の基準額が下がり、免除を受けづらくなる⇒低所得者の負担が増え、生活がますます厳しくなる⇒個人への生活保護の支給額は減っても、生活保護に頼らざるを得ない人が増える⇒(社会保障費は下がる?)という疑問もあります。

一方で、そもそも低所得者の賃金が減っている原因は別のところにあるので、それを変えない限り、上記の悪循環は続いていくことになります。

では、どうすれば良いのでしょう。特に、1個人にできることなどあるのでしょうか。少しずつ情報を集め、もう少し広い視野を持って、自分なりに考えたことを発信していこうと思っています。

基準としての最低生活費

最低生活費 / 2009-02-05 (木)

最低生活費

生活保護の内訳は、「生活扶助(衣食などの生活費)」「住宅扶助(家賃などの住居費)」「教育扶助(小・中学校の教育費)」「医療扶助(病気/けがの医療費)」「介護扶助(介護保険料などの介護費)」「出産扶助(出産費)」「葬祭扶助(葬祭費)」「生業扶助(生業や就労のための費用)」の8種類です。それぞれの金額は『最低生活費』として定められていて、住む地域や扶養家族の有無などによって変わってきます。

では、自分の『最低生活費』っていくらなんでしょう。ホームレス支援団体の1つ、『(特活)自立サポートセンター舫(もやい)』のサイトに計算ソフトが掲載されていたので、さっそく計算してみました。その結果は、月額:83,700円(20代・独身・東京都在住の場合)でした。

この金額ではかなり生活が厳しいです。生活保護の内訳のうち、「生活扶助」と「住宅扶助」のみということになります。働き盛りの年齢で、扶養家族も無く病気でもないということで、ある意味この制度の想定外なのでしょう。”普通”に暮らせているうちは構いませんが、就職難や心の病気など、人生に起こりうる想定外のことを考えると、決して十分な金額ではありません。

そして実際に、想定外のことが起き、路上で暮らさざるを得なくなった若い人たちも増えてきているそうです。

最低生活費

生活保護とは / 2009-02-02 (月)

生活保護とは

ではそもそも、生活保護とは何なのでしょう。

中学校で暗記して以来、思い出すことも無かった『生存権』(憲法25条)。第1項は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」です。その権利を保障してくれるのは、一体誰なのでしょうか。第2項には、「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」とあります。

第2項に定められている国の責任。それは、『最低生活費』として、10円単位で定められています。その『最低生活費』を下回る収入しかない人には、国がその残りの分を保障する、そこまでを含めての『生存権』であり、それを具体的に保障しているのが生活保護なのだそうです。先生、そんな風にして教えてくれれば、もっと憲法や法律にも興味を持った(かもしれない)のに…。

つまり、生活保護とは「自分(と家族)に資産が無く、その収入が”やむを得ず”『最低生活費』を下回る場合、その不足分を保障してもらえる制度」のことです。

生活保護とは
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1: Robbie (17/03/19 01:04) Robbie
Soso, BigBrother is watching me Falls jemand Interesse hat, wie das mit dem RSS Feed geht, kann Jens das bestimmt erklären. Ich weiß es nämlich nicht…Jetzt sind neue Posts vorhanden zum Te.oCn.eiatNielsP.Ss: Ah jetzt ja, nun weiß ich es… Einfach auf der Seitenleiste: Artikel Feed (RSS) anklicken, und schon sind die Ãœberschriften in der Navigationsleiste.

この記事のURL: http://furahi.com/public-assistance/contents/about.html


疑問/心の声 / 2009-01-30 (金)

疑問/心の声

ではなぜ、役所や福祉事務所では「水際作戦」が行われてしまうのでしょうか。「社会保障費を抑えるため」なのでしょうか。そうだとしたら、生活保護を正しく運用した場合、どれくらい予算をオーバーするのでしょうか。行政の赤字を補うのは自分も含めた住民なので、そのような試算を公表してもらい、具体的な対策を考えなければなりません。これ以上、できれば税金は増えてほしくない、というのが本音ですが…。

あるいは、「審査が大変だから」ということも考えられます。その人の持つ資産や交友関係を全て把握するのは、かなり難しいことだと思います。生活保護と聞くと、「○○さんの家は、生活保護をもらいながら遊んで暮らしている」という話をよく耳にします。一度支給を決めた場合、再審査にも時間/労力がかかるため、同じ状態であり続ける場合は支給も続くのでしょう。

その他、「慢性的な人手不足」や「『ホームレス』の人々への差別感情」など、「水際作戦」の原因に対するさまざまな声を聞いてきました。一方で、「○○事務所/○○さんはきちんと対応してくれる」といった情報も聞いたことがあります。支援者の方の、「会社が顧客に怒られてサービスを向上し、成長することもあるように、行政に対しては自分たち住民がきちんとモノを言っていかなければ」という言葉には、はっとさせられました。

疑問/心の声

水際作戦 / 2009-01-27 (火)

水際作戦

法律や施策には本来あってはならないことですが、「建て前(法律文)」と「本音(運用)」が存在し、実際の生活保護政策では、「水際(みずぎわ)作戦」と呼ばれる、窓口での「申請させずに追い返す」という運用が日常的に行われているとのことでした。

具体的には、たとえば「住所が無いと生活保護を申請できない」と言われ、住所が無いために誰よりも生活に困っている『ホームレス』の人々は、それを真に受けて申請をあきらめることも多いそうです。「建て前(法律文)」からすると、申請者の住所の有無は関係ないのですが、申請をされると審査をし、きちんとした理由が無ければ(当然ですが)支給をする必要があるため、「本音(運用)」のところで「申請させずに追い返す」とのこと。

日々、幸いにも「ホーム」を持って暮らせている自分には全然見えていなかった世界に触れ、戸惑いを覚えました。ただ、福祉政策の中でも、特に生活保護は「最後の砦(とりで)」「公的な最後のセーフティーネット」であり、これがきちんと運用される社会の方が、絶対に「暮らしやすく、安心な」社会だろうと思います。

水際作戦
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1: Darrence (16/08/23 09:28) Darrence
Mira que te ha quedado de muerte, con lo que me gustan a mí las esac.aips.n.y las masas saladas, sin duda una mezcla muy buena. Q tengas un buen 2012 :))

この記事のURL: http://furahi.com/public-assistance/contents/waterside.html


生活保護との出合い / 2009-01-24 (土)

生活保護との出合い

生活保護という言葉に初めて出合った(少なくとも意識して考えた)のは、2005年の夏。『ホームレス』支援団体(『野宿者』支援、『路上生活者』支援などと呼ぶ団体もあります)の主催する『医療相談会』の場でした。支援者が「保護を勝ち取る」と言っているのを聞き、びっくりしたのを覚えています。

生活保護とは、「生活に現に困窮している国民に、その困窮の程度に応じ必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立の助長を図ること」を目的としている福祉政策の1つです。資産や扶養者がなく、社会保障制度でも保障されない場合、「困窮に至った理由を問わず適用される」と、生活保護法により定められています。

この法律が広く人々に伝わり、正しく運用されていれば、路上生活を望まないホームレスの人々は、保護を受け屋根の下で生活できているはずです。しかし実際は、自分も含めほとんどの人が、生活保護の存在や、生活保護が「生活に困窮している全ての人々に適用されうる」ということを知らずに暮らし、今日も路上生活者は増え続けています。

生活保護との出合い

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