
フェアトレードとは、「生産者」と「消費者」双方の権利を守るため、公正な取引を目指す運動のこと。
「作る人(生産者)」と「使う人(消費者)」が同じ場合、物やサービスは交換される必要がありません。いわゆる、自給自足です。一方で、「生産者」と「消費者」が違う場合、そこには「トレード」が生じます。
一番シンプルな「トレード」の形は、「生産者」と「消費者」の直接取引です。「トレード」が複雑になるにつれて、生産者団体・仲買人・運送業者・卸業者・小売業者・消費者団体など、「生産者」と「消費者」の間に入る人が増えていきます。さらに、金融機関、広告業者など、間接的に「トレード」に影響を及ぼす人も現れます。
どの段階の「トレード」においても、それが「フェア」かどうか、「トレード」をする双方の視点から見ることは可能です。また、段階が少なければより「フェア」だということも、一概には言えません。
「トレード」をする双方が『フェアトレード』を行えば、少なくとも「トレード」上の問題やトラブルはおさえられるはずですが、実際にはそこにたくさんの問題や格差が生じています。
そこで、『フェアトレード』を促進し、「生産者」と「消費者」双方の権利を守るため、『フェアトレード団体』が存在し、世界各国で活動しています。
