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青年海外協力隊 / 2009-06-14 (日)

青年海外協力隊

青年海外協力隊へ参加したのは、大学卒業後すぐの2000年の春。それまでの自分からはなかなか考えられない決断でした。今でも覚えている志望動機は、大きく2つ。「人生は引き出しの数で決まる。オリジナリティのあるネタをより多く」という何ともいい加減なものと、「1度レールから降りなくちゃ。本当に出合ったときに、再び降りやすくなるように」という何とも抽象的なものでした。

20代をふり返ると、人生はまさにそのように進んできたことに驚いています。そして「本当」の持つ厳しい面に躊躇し、なかなか踏み出せないでいる今日このごろです。

生まれて初めてのアフリカには、圧倒的な存在感がありました。大平原の中の滑走路、ナイロビ空港に降り立ったときの強烈なにおいと日差し、黒人の肌のつやと白い目・歯とのコントラスト。事前研修でさんざん脅されていたため、びくびくしながら街の様子を眺めていました。

それから2年。彼らへの印象は随分と変わりました。シャイで陽気な人々と触れ、優しい、いい加減な、あっけらかんとした、熱い、卑怯な、さまざまな人と出会い、「人(自分)」というものへの許容範囲が広がった気がします。

実際は、満天の星に感動するもマラリアが怖くて夜は出歩けず、職場でのコミュニケーションを楽しみつつも現地語に辟易し、日本語に飢えて文庫本を読み漁り、就寝時に感じる下腹部の微妙な痛みに耐えつつさだまさしに癒され、週末はぎゅうぎゅう詰めの乗り合いバスに吐きそうになりながら街に買出しに行く日々でした。当たり前ですが、村には村の日常がありました。

電気もない我が村では、2001年の「9.11」のときも新聞の写真とラジオの実況のみで、全然イメージが湧かない一方、隣人の1人からは「ヒロシマ・ナガサキの敵討ちだ!良かったな!」と励まされ、言葉もなく考え込みました。いったい、この認識の違いは何だろう?という疑問が、その後の『開発教育』などへの関心にもつながっています。

帰国後も、OB会や学校訪問などの活動を続けています。青年海外協力隊で得られたとても大きなものは、隊員同士のつながりです。最近では、協力隊がどのようにして始まったのかを学びつつ、今後のOB会の運営や自分の人生を考えています。

青年海外協力隊

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